厳寒の候、みなさまにおかれましてはますますご健勝のことと拝察いたします。
京都大学人文学連携研究者の増永理考です。この度、日本学術振興会外国人招へい研究者(短期)として日本に滞在されているHamdi Şahin教授(イスタンブル大学)を交えて、Diving into Asia Minor: Multiple Sources for the Hellenistic and Imperial Greek Worldと題するワークショップを開催する運びとなりました。ヘレニズム期からローマ帝政期にかけてギリシア人コミュニティが拡大した小アジアは、ギリシア史(あるいはローマ史)研究の深化にとって重要な役割をはたしてきました。本ワークショップでは、当該期の小アジアに関して精力的な実地調査に基づくご研究を進められてきたŞahin教授に加えて、日本からの報告者5名とともに、碑文、考古資料、文学的史料、貨幣などの観点から、小アジアのギリシア人社会をめぐる多様なアプローチや研究可能性、あるいはその限界などについて議論いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。
記
とき 2023年2月4日(土) 13:00〜17:00
ところ 楽友会館 2F会議室1&2(京都大学吉田キャンパス南の近衛通沿い)
(https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/facilities/campus/rakuyu)
ハイブリッド開催(オンラインでもご参加可能です)
プログラム
Diving into Asia Minor: Multiple Sources for the Hellenistic and Imperial Greek World
13.00 Opening Remarks
13.05 Kota Kishimoto (Doshisha University)
How Can We Study the Koinon in Lycia? Focusing on Its Sources and Approaches
13.40 Hamdi Şahin (Istanbul University)
Demography of Corycus during the Roman Imperial Period
14.15 Akiko Moroo (Chiba University of Commerce)
Tombs for All to See: Mortuary Landscape and the Local Identity in the Hellenistic and Roman Lycia
14.50 – 15.00 Break
15.00 Masataka Masunaga (Kyoto University)
Coin Fever in Roman Asia Minor: Civic Representation on Small Canvas
15.35 Fuki Ono (Kyoto University)
Greek Cities in Asia Minor and the 'Periegetic' Literature
16.10 Yasuhiro Katsumata (Kyoto University)
Trojan Heroes in the Second Sophistic Literature
【勝又追記:第二次ソフィスト思潮の著作(ディオーン・クリューソストモス、ルーキアーノス、ピロストラトス、アイリオス・アリステイデース、クイントス・スミュルナイオス
などの著作)における「トロイアー人」の文学的表象の分析をおこないます】
16.45 Closing Remarks
お手数ですが、対面・オンラインともにご参加いただける方は、1月31日(火)までに下記Google Formsよりご登録をお願い申し上げます。開催が近づきましたら、オンライン参加をご希望いただいた方には、当日のZoom情報ならびにハンドアウトなどをお送りいたします。
Google Forms: https://forms.gle/evYqhHZGGakkdRMA7
ご不明な点などありましたら増永(rikou_zeus@yahoo.co.jp)までお尋ねください。
ポスターはこちら
2023年01月17日
増永理考さんよりワークショップの案内が参りました
posted by HP運営委員会 at 10:49| Comment(0)
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